停電で最初に困るのは夜の灯り、次にスマホの電池です。どちらも「何個・どの容量が必要か」を数字で決められます。
結論:灯りは「使う部屋の数+トイレ」のLEDランタン+家族1人1個の手元ライト。電源はスマホ1台1日約10〜15Wh消費と見て、20,000mAhモバイルバッテリー1個で1台×約3日分。家族分は「台数×日数」で逆算する。
灯り:ランタンとヘッドライトの二段構え
部屋を照らす:LEDランタン
ろうそくは火災リスクがあるため、現在の備えはLEDランタン一択です。
| 配置 | 数 |
|---|---|
| リビング(家族が集まる部屋) | 1〜2個 |
| トイレ・廊下 | 1個 |
| 各寝室 | 各1個 |
- GENTOS LEDランタン EX-434B(単3電池式)——ペットボトルサイズの定番。連続点灯時間と電池の種類(単3か単1か)を確認して選ぶ
- 電池は本体と同じ規格でまとめ買い。「ランタンはあるのに電池がない」が定番の失敗です
手元・移動用:1人1個
- ヘッドライト——両手が空くのが最大の利点。片付け・調理・子どもの世話で効きます
- 懐中電灯より優先度が高い、が経験者の定説です
電源:スマホを何日持たせるか
スマホは情報収集・安否連絡・照明を兼ねる最重要機器です。フル充電1回あたり約10〜15Wh(機種による)として計算します。
| 家族のスマホ | 3日持たせる備え |
|---|---|
| 1台 | 20,000mAhモバイルバッテリー×1 |
| 2台 | 20,000mAh×2(または大容量×1+節電運用) |
| 4台 | 20,000mAh×3〜4 or ポータブル電源 |
- Anker PowerCore Essential 20000——20,000mAhの定番。普段使いして常に満充電の習慣がそのまま備蓄になります
- ソニー 防災ラジオ ICF-B99(手回し・ソーラー充電)——電池切れの最終保険+情報収集を1台で。スマホ充電にも対応
ポータブル電源は必要?
「あれば安心、なくても成立」が正直な答えです。優先順位は水・食料・ボンベ・モバイルバッテリーの後。ただし以下の家庭では優先度が上がります。
- 在宅医療機器・ミルク用の湯沸かしなど電気が必須
- 夏の熱中症リスクが高い家族がいる(扇風機を回したい)
- ポータブル電源——まず500Whクラスから。スマホ数十回・扇風機数時間が動きます
節電運用を家族で共有しておく
備えと同じくらい効くのが停電時のスマホ節電ルールです。
- 画面輝度を最低に、低電力モードON
- 情報収集の時間を決めて、それ以外は機内モード
- 照明はスマホでなくランタンに任せる(ライト点けっぱなしが一番減ります)
よくある質問
Q. 乾電池はどれだけ備える? A. ランタン・ライト・ラジオの使用電池を確認し、各機器の交換2回分が目安です。規格を単3に揃えてスペーサーで単1に変換する方法も管理が楽です。
Q. 車で充電すればいい? A. 有効です(車の防災記事参照)。ただしガソリンの残量次第なので、モバイルバッテリーの代替でなく併用と考えてください。
灯りと電源は「数の計算」で不安が消える分野です。今夜、家の部屋数とスマホの台数を数える——それだけで買うべき物のリストが完成します。
